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お年寄りに朗報、聞きたい音が聞こえる骨伝導補聴具

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  (JBpress の記事より)

「耳を作ってもらうよりこれが欲しい」


生まれて初めて明瞭な音楽を聴いた高校1年生の少女は、「働いてお金を貯めて、来年には耳を作ってあげるからね」という母親にそう答えた。


この女子高生は6000~1万人に1人が発症するとされる先天性小耳症を伴う外耳道閉鎖症の難聴を患う。

生まれつき両耳とも耳の穴(外耳道)が形成されておらず、補聴器をつけることができない。


加我君孝・東京大学名誉教授は、外耳道形成、鼓膜形成、耳小骨形成の第一人者だ。

従来の補聴器よりも10万倍の音情報量を得られる磁歪素子を使う骨伝導補聴具を開発するディー・シー・シー(DCC)の國司哲次社長と、外耳道閉鎖症の難聴児向けに補聴具を共同開発している。


2016年1月に加我名誉教授が開催した患者と家族の会で、10数人の難聴児がDCCの骨伝導補聴具「プレスティン」で音楽を視聴した。

この時に、前出の女子高生も参加していた。


「補聴の目的は語音明瞭度を上げることです」と、國司さんは聴こえの仕組みから磁歪素子を骨伝導補聴具に採用した背景を説明する。

開発したのが次世代型骨伝導補聴具「プレスティン」だ。

磁歪素子を補聴具に応用したのは世界でDCCが初めて。


難聴には伝音性難聴と感音性難聴がある。

混合性難聴はこの2つタイプが混在した状態を言う。


伝音性難聴は鼓膜損傷や中耳炎といった外耳と中耳の障害によるもので、治療できる可能性が高く、その多くは従来の補聴器で補える。


しかし、老人性難聴や騒音性難聴、突発性難聴などの感音性難聴は、聴覚器官の細胞が損傷あるいは死滅することが原因で、治療ができない。


65歳を超えると、約5割の人が老人性難聴になると言われる。


「特に、か行、さ行、た行といった子音が聴こえづらくなります。

脳が聴き取れる音を頼りに言葉を推測しますが、意味が通じるわけではありません。

聴き返しても結局は聴き取れないため、聴こえたふりをしてしまう」


こうした問題に対処しようと、愛知県の海南病院は2016年春に「プレスティン」を導入した。


「耳が遠い高齢者の外来の診察に役立てられています。

患者さんのプライバシーを守るため、医者は大きな声で話しづらい。

患者さんと意思疎通を取りながら直接会話ができることが、適切な治療につながるのではと期待しています」


by mnnoblog | 2017-09-24 08:17 | 健康

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