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2017年 09月 25日 ( 1 )

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  (MOCOSUKU の画像と記事より)

1664件。
これは、2014年に一般市民がAEDを使用した事例の数です(「平成27年版消防白書」より)。

2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになりました。
日常生活でAEDが必要な場面に出会う確率は、高くはありません。

AEDは、日本語では「自動体外式除細動器」といいます。
AEDが行う電気ショックが必要と判断される状態は、「心室細動」と呼ばれます。

「心室細動」とは、心臓が細かくふるえて血液を送り出せなくなる「不整脈」によって、心停止が起こった状態です。

このような状態の人に対してAEDによる電気ショックを行うことで、心室細動を止めて正しい心臓のリズムに戻すことが可能になります。

電気ショックはどんなときでも成功するものではありません。

時間との勝負で、1分1秒でも早く電気ショックを行うことが重要です。
なぜなら、電気ショックの成功率(生存して退院できる可能性)は、1分ごとに約7~10%低下するといわれているからです。

救急車の到着まで平均約8.5分ですから、救急車が到着するまでの間に、成功率は20%まで低下してしまいます。

傷病者の近くに居合わせた一般市民がAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが成功率を高めます。

まずは119番、それと同時にAEDをできるだけ早くその場に準備して、救急車が到着する前に電気ショックを行うことが重要です。

AEDは、操作方法を音声メッセージでガイドしてくれます。

はじめてでも操作に困ることがないようイラストの説明もついています。
図にならって装着すると、心臓の動き(心電図)を自動的に解析し、電気ショックが必要な状態であるかを判断します。

解析の結果、電気ショックが必要な場合のみ、電気ショックを行うよう指示が出るしくみになっています。

使い方を簡単に説明しましょう。
1. 電源を入れる(製品によってはふたを開けると自動でオンになるものもあり)
2. 衣服をはだけて電極つきのパット(貼る場所のイラストにならって)を胸に2ヶ所貼る
3. ボタンを押す(製品によって名称が異なる)
4. 音声ガイダンスに従う

電気ショックが必要だった場合はAEDの指示に従い、約2分おきに胸骨圧迫とAEDの手順を繰り返します。
AEDのパッドは救急隊が到着するまで貼ったまま、電源もそのままにします。

AEDが効果を発揮するためには、心肺蘇生法(胸骨の圧迫)を併用することが大切です。

救急隊が到着するまで、心肺蘇生法とAEDを続けることによって、救命できる確率が格段に上がります。

もし、AEDが「電気ショックの必要はない」と判断した場合も、傷病者に反応がないときには、胸骨圧迫を続けてください。
処置が遅れてしまうと、命が助かったとしても身体に障害が残ることがあるので、胸骨圧迫の方法を覚えておくことは重要です。

以下の方法で行ってみてください。

(1) 胸の真ん中を重ねた両手の上側の手で下になった手を握り、腕はなるべくまっすぐにして、手のつけ根に体重をかけます。

(2) 胸が5cmくらい沈む強さで1分間に100~120回の速さで押します。1回毎に胸の位置が戻るのを確認してください。中断は最小限に。「絶え間なく、強く」が基本です。

心肺蘇生は、救命の連鎖の「4つの輪」の中でも重要なものです。
「4つの輪」とは、傷病者を救命し、社会復帰させるために必要となる一連の行いを喩(たと)えたもので、「心停止の予防」「心停止の早期認識と通報」「一時救命処置(心肺蘇生とAED)」「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」があります。

このうち、最初の3つは一般人にも行えるものです。
どれかひとつが切れてしまうと救命の確率は下がってしまいますが、うまくいかない場合でも、悪意または重過失がなければ責任に問われることはないとされています。
そのため、恐れずに行動しましょう。

執筆者:吉村 佑奈 (保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。)

by mnnoblog | 2017-09-25 08:50 | 健康

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