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カテゴリ:健康( 98 )

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  (NEWSWEEKの画像と記事より)

イタリアのラクイア大学の研究チームは、「チョコレートやココアは、ヒトの認知機能を保護し、様々な認知機能の低下を抑える栄養補助食品になりうる」との見解を明らかにした。

チョコレートやココアの主原料であるカカオ豆に含まれている"フラバノール"は、ポリフェノールの一種で、心臓への血流量を高めたり、血栓を防止したり、細胞損傷を抑えるなどの健康効果が認められている。

フラバノールを摂取した後、情報を一時的に保持して処理するワーキングメモリ(作業記憶)が増大したり、視覚情報の処理が改善するなど、認知能力に有益な効果が、被験者の多くに認められた。

また、一般に、睡眠不足によって認知障害を招くことがあるが、睡眠不足の翌朝にココアを摂取した女性には、このような認知障害が起こりづらかったという。

一連の研究結果のうち、とりわけ研究チームを驚かせたのは、「高齢者に毎日、フラバノールを摂取させると、認知能力が改善した」ことだ。

注意力、処理速度、ワーキングメモリ、言語能力などの要素において大きな効果があったが、記憶力が低下しはじめている高齢者ほど、その効果は顕著であった。

研究チームは、このメカニズムを解明する上で、フラバールが海馬の『歯状回』への血流量を血流量を増加させる作用に注目している。

脳の中で学習や記憶に重要な役割を果たす『歯状回』は、加齢によって機能低下しやすいことから、加齢に伴う記憶力低下の一因とみられてきた。
ゆえに、この研究結果は、『歯状回』への血流量を増加させるフラバールによって高齢者の認知能力が改善する可能性を示すものと考えられよう。

いわずもがな、ココアやチョコレートは、フラバノールだけでなく、カフェインやテオブロミンといった成分のほか、砂糖や牛乳なども含まれており、高カロリーな食べ物。
ちなみに、この研究チームでは、フラバノールが豊富なダークチョコレートを推奨している。

by mnnoblog | 2017-07-22 08:55 | 健康
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  (文芸春秋の記事より)

団塊世代の高齢化が進み、認知症患者は600万人に上るとも言われる2020年の終末期医療のあり方を、石飛幸三医師が語る。

2010年、自然に任せて穏やかな最期を迎える「平穏死」を提言してから6年が経ちました。
その間、終末期医療の現場は大きく変わりました。
中でも特筆すべきは、胃ろうで栄養補給をしている認知症高齢者が、56万人から20万人に激減したことでしょう。

胃ろうは、消化管が機能している患者に対する人工栄養の方法のひとつです。
私が「特別養護老人ホーム 芦花ホーム」の常勤医となった2005年頃は、重度の認知症高齢者に胃ろうを造設するのは当たり前のように行われていました。

平均年齢90歳、認知症率9割のこのホームに赴任して、私が衝撃を受けたのは、胃ろうをつけられ、ものも言えずにただ寝たきりになっている高齢者の姿でした。
彼らはこのような延命を望んでいただろうか。
自分たち医師は何をやっているのだろうと、ハタと気づいたのです。

問題は他にもありました。
人間は老齢になるにしたがって、次第に食べる量が減り、自然に苦痛を感じにくくなる生理的メカニズムが働き、死の準備をしていきます。

しかし、胃ろうの場合、十分な栄養カロリーを摂取してもらうため、必要以上に栄養液を投与することになり、最期を迎える準備をするどころか、逆流して誤嚥性肺炎が起こってしまうことが度々ありました。

このような終末期医療の実状を知る医療・看護関係者は、私同様、胃ろうをはじめとする経管栄養の在り方に疑問を呈するようになりました。
そうした声に後押しされたのか、2014年、胃ろう手術の診療報酬が4割削減され、安易に胃ろうを造設する流れが減少に転じたのです。

ただし、今も胃ろうの代わりに、「中心静脈栄養」や「経鼻胃管」といった形で、静脈や鼻から管を通して栄養剤を投与する「経管栄養」という名の延命が続けられています。
胃ろうが悪いのではなく、高齢者に必要以上の栄養液を投与し続けることに問題の本質があるのですが、その点は未だ十分に理解されていないのかもしれません。

胃ろう問題に限らず、こうした本質を見誤った医療が平然とまかり通っているのは、医療が「老衰」の本質を捉えられていないからです。
ちなみに、胃ろうは、1人あたり年間約500万円の医療費がかかります。

2025年、日本は団塊の世代が後期高齢者となり、4人に1人が高齢者という超高齢社会を迎えます。

2020年代に入るまでに、老年医療・終末期医療における治療の一つひとつを、本当に患者のために役立つ医療か否かを仕分ける「曲がり角」が来ているように思います。

国民医療費が40兆円を超え、国家の財政も破たんしかねないとなると、問題を先送りしてきた日本人も目を覚まさざるを得ないでしょう。

がん、動脈硬化、そして認知症。
これらは病気であると同時に、その原因は老化です。

がんは免疫の減衰であり、動脈硬化は血管というパイプの目詰まり。
こうした体の不調は、車の部品と同じで「耐用年数」が近づいているということなのです。

芦花ホームで終末期医療の現実を知るにつれ、病を治すはずの医療が、「老衰」と闘う医療になってしまっているのではないかと疑問を持つようになりました。
医療に「老衰」を止めることはできない。
死を敗北とするならば、「負け戦」が続くのは当然です。
では、負け戦にどこまで医療費を注ぐのか。
我々一人ひとりに節度が求められています。

死の間際まで様々な医療装置に繋がれている人は、皆険しい顔をしています。
「平穏死」で亡くなった人が穏やかな死に顔をしているのとは対照的です。
寿命が来て、人生の終着駅に近づいている人に“死なせない”ための医療を施すことは、自然の摂理に反しています。
過剰の医療は、患者本人を苦しめ、尊厳を奪うことになりかねません。

日本では8割が病院で亡くなっていますが、今後は、在宅や老人ホーム等の施設で亡くなる人の割合が増えていくでしょう。
その時に必要なのは、施設や在宅における看護師や介護士の充実です。
高齢者には身体のケアよりもむしろ、心のケアが求められるからです。

「人間の終末期には、医療ではなく、むしろ福祉ケアが必要だ」

いまから20年ほど前にそう主張したのは、社会学者の広井良典氏でした。
『社会保険旬報』に「死は医療のものか」と題した論文を発表したのです。

しかし、これを読んだ医師たちからは大反発が巻き起こりました。
彼の議論はいわゆる「みなし末期論」と呼ばれ、「方法がある限り延命治療をすべき」と考える当時の医師たちには到底受け入れられなかったのです。

それから20年経ち、医師主導の治療から、患者本人の意思を尊重した看取りが受け入れられるまでに変わりました。
世の中の終末期医療に対する意識の変化を肌で感じ、隔世の感があります。

終末期医療を考えることは、生き方を考えることです。
日本人は、西行法師が「願わくば花の下にて春死なんその如月の望月の頃」と詠み、その歌の通り、満開の桜の木の下で最期を迎えた「生きざま」に共感する独自の死生観を持っています。

私たちはこの20年、医療は「老衰」とどう向き合うべきか、迷い道に入り込んでいました。
いま、「このままではいけない」と、終末期医療の現場から、熱いエネルギーがマグマのようにくすぶっているのを感じています。
老衰を受け止めて穏やかな死を迎える。
方向性は、4年後によりはっきりと見えてくるのではないかと期待しています。

by mnnoblog | 2017-07-15 08:07 | 健康
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  (日経新聞の画像と記事より)

疾病の緩和や予防のため、山間部や森林などの自然環境の中で保養するドイツ発祥の気候療法が各地で広がりを見せている。

自治体が「クアオルト」と呼ばれる保養地をつくり、森林浴やウオーキングなどを開く。
健康促進による医療費削減のほか、埋もれた観光資源に目を向けて地域活性化につなげる狙いもある。

「それでは心拍数をはかりましょう」。
6月上旬、山形県上山市にある標高300メートルほどの里山に50代~70代の男女約15人が集まった。
同市では2011年からほぼ毎日「クアオルト健康ウオーキング」を開いている。

3回の休憩ごとに手首に指を当てて15秒間の脈をはかり、4倍にして1分間の心拍数を計算する。
数値の変動を見ながら、高低差のある約3キロのウオーキングコースを2時間半かけて歩き通した。

この日はジメジメした曇り空。
3年前に定年退職してからほぼ毎日参加している山形市の60代男性は「退職当時は医者にメタボ気味と言われていたが、歩いたらスリムになったよ」とほほ笑む。

市内にはクアオルトの第一人者とされるミュンヘン大のアンゲラ・シュー教授が認定したウオーキングコースが8コースある。
市が案内板を設けたり、山道にはウッドチップを敷くなどし、歩きやすいように整備した。

10年にはガイドの任意団体「蔵王テラポイト」を立ち上げ、市の認定を受けた約40人のガイドが年間約360日、8コースのいずれかで健康ウオーキングの参加者を先導する。
毎日少なくとも10人以上の参加者が来るといい、参加者の4割ほどが市外からやってくるという。

豊かな自然環境をいかした「クアオルトづくり」は各地で広がっている。
同県天童市では上山市に倣い、「クアの道」と呼ばれるウオーキングコースを設けている。

新潟県妙高市も今年4月には温泉プール付きの体育館をオープン。
市民向けに高原地帯での高地ウオーキングやプールでの水中運動などを週1回開いている。
参加者の年齢層は30代から80代までと幅広く、高血圧や肥満に悩む人も多いという。
今後は県外の人を呼び込むため、長期滞在型のプログラムをつくる計画だ。

上山市は大分県由布市、和歌山県田辺市などと温泉保養のあり方を調査する「温泉クアオルト研究会」を11年に設立。
15年に同研究会を母体とした日本クアオルト協議会を立ち上げた。
6月時点で8市町が参加している。

「クアオルト」はドイツ語で「療養地」や「健康保養地」を意味し、ドイツ国内では州などが約370カ所を認定している。
山地や森林、温泉や海辺など自然環境を生かして数日から数週間の滞在ができるように整備されている。

山地ではウオーキング、温泉地では入浴など療法は様々だ。
主に心臓や循環器系のリハビリ、高血圧の治療に活用されている。
各クアオルトには医療機関があり、専門医の処方で療法プログラムに参加すれば医療保険の適用対象となる。
年間約2400万人が利用するという。

日本では保険適用ではない。
一部の保険会社では社員に国内のクアオルトを紹介し、一部を負担する形で滞在プログラムの体験を促す取り組みに乗り出している。

by mnnoblog | 2017-07-12 08:54 | 健康
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  (日経テクノロジーの記事より)

「これから最も大きく変わる産業分野は何か?」。
こう聞かれたら、「医療」と答えます。

ゲノム解析が進む中で、「なぜ病気になるのか」「人間はなぜ老いるのか」といった、生命の根源に関わるようなことが次々に分かり始めています。

最近はさらに「ゲノム編集」という言葉まで登場してきました。
人間が生み出したテクノロジーは、遺伝子を「改変」することさえ可能にしつつあるのです。

こうして今、生命の設計図に基づく医療の革命的な変化が始まっています。
これは死生観を含めて、私たちの価値観やライフスタイルを変えることになるでしょう。
これを「ライフ・イノベーション」と呼んでいます。

2012年、京都大学の山中伸弥教授が「iPS細胞」に関連してノーベル賞を受賞したことが大きな注目を集めました。
山中教授は、「iPS細胞」と呼ばれる万能細胞を作ったことで受賞したと一般の人々には思われています。
しかし、真に凄い業績は、「細胞の時間を巻き戻せる」ことを発見したことにあります。

ウイルスを使って遺伝子の“スイッチ”をたった4つ入れるだけで、皮膚細胞などから「生まれた直後」と同じような万能細胞を作ることができます。
「生まれた直後に戻せる」というのは、細胞レベルでは時間の巻き戻しが可能であるということ。
すなわち「若返りができる」ことを実証したということです。

iPS細胞の発見は、「老化」とは何かという生命の根源に迫るものです。
今後10年以内に「老化」のメカニズムがほぼ解明されることでしょう。
それによって、老化を遅らせる「アンチエイジング」技術も飛躍的に進歩するはずです。

2013年、米国の人気女優アンジェリーナ・ジョリー氏が、乳腺を切除する手術を受けたことが世界的なニュースになりました。
彼女は「BRCA1」と呼ばれる遺伝子に問題があり、それによって8割以上の確率で乳がんが発症することが医学的に確認されていました。

そのため、予防的措置として手術に踏み切ったのです。
でも、これはほんの一例に過ぎません。
こうした病気の原因遺伝子は、現時点でも既に6000以上が特定されていると言われています。

原因が分かるということは、その病気を治せる可能性があるということです。
しかも、原因に直接働き掛けるので「根治」です。
特定の病気になりやすいことが分かれば、発症を待ち構えて集中的に検査を行うことで「超早期治療」もできるようになります。
それどころか、将来的には原因遺伝子を修復することで、いろいろな病気を「予防」することも可能になるでしょう。

平均寿命が延びるのはもちろん喜ばしいことですが、新たな課題も浮かび上がってきます。
典型的なのは、定年の考え方や年金制度といった社会システムへの影響です。

これらの制度が設計されたのは1960年代ですが、そのころの平均寿命は男性が65歳程度、女性が70歳程度でした。

男性は外で仕事、女性は家事という家庭内分業が一般的で、60歳に定年を迎えて男性は平均5年、女性が10年の「余生」を年金で暮らすというのがもともとの想定でした。

それが今では男性の平均寿命は81歳程度、女性は87歳程度まで延びています。
男性でざっと21年、女性ではおよそ27年もの生活が引退後に待っています。
その時間は人生の1/4近くであり、「余生」と呼ぶにはあまりにも長い。

現在、年金の受給資格は原則65歳からに引き上げられましたが、それでも年金受給期間は15~20年以上と、当初の想定より2~3倍も延びています。

「ゲノム医療」や「アンチエイジング」の進歩などにより、平均寿命が今後さらに延びるのは確実です。
今生まれてくる子供たちの大半は100歳まで生きることになるでしょう。

ゲノム医療がもたらす新たな社会的課題として「医療格差」の問題もあります。
ゲノムは人によって違います。
ゲノム医療は「オーダーメイド」であるため、費用が高く、全員が受けるのは難しいのが現実です。

そのため、先進医療の多くは「自由診療」が中心になることでしょう。
「医療格差」は今後大きな社会問題としてクローズアップされるようになると私は考えています。

ゲノム技術によって、社会の前提はこれから大きく変わります。
年金や保険、資産運用などを設計する上で、頭の片隅に置いておくことをお勧めします。

by mnnoblog | 2017-07-11 08:54 | 健康
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  (日経新聞の画像と記事より)

経済産業省は人工知能(AI)による予防医療システムの実用化に乗り出す。
糖尿病や高血圧の患者の運動習慣や食事の嗜好などをビッグデータとして集め、患者予備軍に自動的にメールなどでこまめに改善策などを助言できるようにする。

2018年度からの導入をめざす。
生活習慣病の防止で40兆円を超える医療費の抑制や、健康関連市場の創出につなげる。

生活習慣病の患者や患者予備軍を対象に、体重や血圧、運動習慣、食事の嗜好などのデータを提供してもらう。
個人情報が分からないように加工し、どんな人が病気にかかりやすいかをAIが分析する。

システムを導入した企業の従業員は、定期健康診断で「要経過観察」の注意を受けた場合などに活用。
スマートフォン(スマホ)やパソコン、無線通信ができる血圧計などを介して生活習慣をシステムに入力すれば、AIを通じて「運動しましょう」「塩分は控えめにしてください」といった助言を1~数日に1回程度メールで受け取る。

医師や看護師などの指導で対応するのに比べ、人件費などのコストをかけずに頻度を高めてメールで従業員に助言できるメリットが大きい。
AIが自動分析することでデータを見落とすリスクの軽減も期待できる。

従業員が望めば、医師や看護師、管理栄養士がAIの分析内容を参考にして助言することも想定する。
今年度中に開発を終え、同機構を通じて来年度から企業の健保などに有料で導入を促す。

14年度の国の医療費は40兆8071億円にのぼる。
うち生活習慣病関連は3割超を占めているとされ、重症化を防げばかかる医療費も抑えられるとみる。

糖尿病の場合、通院の軽症患者は平均で年40万円で済むが、透析が必要になれば同580万円と10倍以上に膨れあがるケースがある。

経産省は予防医療の充実で年1兆円程度の医療費削減の効果とともに、食事指導やフィットネスなどの市場規模が4兆円になると試算している。

by mnnoblog | 2017-06-19 08:13 | 健康
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  (文春オンラインの記事より)

何もしないと脳の老化は50代に加速する。
マンネリ脳、省エネ脳にならないためにはどうすればいいのか。

私はMRI(磁気共鳴画像法)を通じて、胎児から100歳を超えるお年寄りまで、1万人以上の脳を診てきました。

その経験から見えてきたのは、「脳の使い方を脳画像から読み取れば、その人の生き方がわかる」ということです。

たとえば、意思決定を常に行わなければならない経営者の脳を見ると、意思決定をする脳の部位が発達していることがわかります。


もう一つわかったことは、「脳は死ぬまで成長する」ということです。

かつて脳科学は「脳は3歳で決まる」といっていました。

しかし、それは間違いでした。

確かに1歳頃から脳の神経細胞は減っていきますが、いくつになっても脳には使われていない未発達な神経細胞が山ほど眠っています。

使い方次第で、脳は一生、変化し、成長します。


でも、使わないと脳は衰えます。

特に50代からは脳の老化力がアップするので、何もしないと急速に老化していきます。

ですから、40代になったら、現在の脳の状態を知り、自覚的に脳を鍛えてほしいのです。

それが50代以降の脳の老化を防ぎ、脳の持続的成長を促します。

40代が運命の分かれ道なのです。


では、どのように脳を鍛えればいいのか。

最も重要なことは、使っていない脳の部位を使うことです。


私は機能別に脳を「思考系」「運動系」「視覚系」「感情系」「理解系」「聴覚系」「伝達系」「記憶系」の8つに分け、それぞれを「○○系脳番地」と呼んでいます。


さて、40代で使っていない脳番地を使いはじめるとどうなるか。

その脳番地は急速に成長します。

つまり、これまで使っていない脳番地は、あなたの脳の「伸び代」なのです。


では、使っていない脳番地を使うにはどうすればいいのか。

その答えはあなたにとって、できるだけ「新しい」ことをすることです。

それは、これまで使っていた脳番地の省エネ化を防止するのにも役立ちます。


使っていない脳番地に「新しい」刺激を与える。それが脳を鍛える最良の方法です。


まず、最初は「理解系脳番地」です。

この脳番地は私たちが目で見たり、耳で聴いたりした情報を統合し、理解する役割を果たしています。

「理解系脳番地」は右脳、左脳両方にまたがっているのですが、右脳で「非言語情報」、左脳で「言語情報」を扱っています。

現代人は「言語情報」ばかり処理していて、「非言語情報」をほとんど扱っていません。


具体的にいえば、新聞、雑誌、スマホなどで大量の文字情報に触れているけれども、生の現実を見ていない。

かつては風が吹いてきて、暗くなってきたら、右脳の「理解系脳番地」が「非言語情報」を統合して、「雨が近いぞ」と気づけましたが、現代人は天気予報を見ていなかったら、雨が降ることに気づけない。


このような脳の使い方をしていると現実感が希薄になります。

また、人の表情を読んだり、場の空気を感じるのが、下手になります。

どれも言葉では表されないからです。

空間認識能力も下がるので、街で人とぶつかったり、つまずいたりすることが多くなります。

整理整頓ができなくなるのも、典型的な症状です。


ですから、ここでは特に右脳の「理解系脳番地」を鍛える方法を紹介しておきましょう。

まず、部屋の整理整頓と模様替えです。

空間に対する理解力を高めるためです。

電車内の見知らぬ人の表情から、その人の気持ちや背景を想像するのもいいでしょう。

とにかく文字情報から離れる時間を作って、自然を眺めることです。


次は「運動系脳番地」です。

文字通り、体を動かすときに使う脳番地です。

ほとんどの現代人はデスクワークが多く、運動不足ですから、この脳番地もあまり使われていません。


食事中に食べ物をこぼす、外出先ですぐに腰を下ろしたくなる、服を脱いだら脱ぎっぱなし、といった症状が出たら、要注意です。


「運動系脳番地」を鍛えるには、スポーツももちろんいいのですが、手軽なのは、歩くことです。

40代なら、1日1万歩は歩きましょう。


料理やカラオケ、楽器演奏、日記や絵をかくこともいい方法です。

手や口を使うと、この脳番地がよくはたらくからです。

歌いながら料理をする、など2つのことを組み合せて、同時にするとより効果的です。


楽器演奏は「運動系」「視覚系」「聴覚系」と複数の脳番地を同時に使い、脳番地同士の連携が深まるので、特におすすめです。


このように「運動系脳番地」は、他の脳番地と連携して使われることが多いので、あらゆる脳番地を統合的に成長させたいときには、まず「運動系脳番地」を鍛えてください。


3番目は「視覚系脳番地」です。

目から入った視覚情報を処理する脳番地です。

ほとんどが後頭部にあり、右脳部分が「非言語情報」を、左脳部分が「言語情報」を処理しています。

「理解系脳番地」と同様、現代人の「視覚系脳番地」は左脳部分ばかりが使われる傾向があります。


この脳番地が衰えると、本を読むのが億劫になった、車窓から風景を見ていると疲れる、雑踏で人とよくぶつかる、といった症状が出てきます。

また、「視覚系脳番地」で「非言語情報」を処理する右脳部分が衰えることは、周囲の状況の変化が察知できない、ということですから、感情の起伏が乏しくなり、生活が無味乾燥になったり、危機的状況を感じられなくなります。


ですから、「視覚系脳番地」を鍛えるために、都市で生活していても、ぜひ朝日や夕日、月の満ち欠け、星の位置、天候、風景など、自然の変化を意識的に見てください。


旅行に出て、新しい風景に出合うのも効果的です。

特定の文字や数字など、何かテーマを決めて、車窓からの風景を見るのもいいでしょう。

また、美術館で芸術作品を見ることも、「非言語情報」を扱う視覚系の右脳部分を刺激します。


4番目は「聴覚系脳番地」です。

耳から入った聴覚情報を処理する脳番地です。

技術者や職人など、人と会話しなくとも一人で仕事が進められる人は、この脳番地が弱くなりがちです。


聞き間違いが増えた、話をよく訊き返す、気がつくと一方的に話をしている、人が話しているときに自分の話をかぶせる、といった症状が出てきたら、この脳番地が衰えている可能性があります。


「聴覚系脳番地」を鍛えるには、とにかく意識的に注意深く耳を使うことです。

ラジオを聴きながら寝る。

会議の速記録を作成する。

自然の音に耳を澄ませる。といった方法が有効です。

ラジオを聴きながら、書き取る。本を音読しながら、手書きで写す。いずれも「運動系脳番地」や「視覚系脳番地」との連携が強化されるので、おすすめです。


5番目は「思考系脳番地」です。

この脳番地は前頭葉にあり、思考、意欲、創造、計画といった高度な機能を担っています。

また、五感を司る脳番地とも密接な関係を持ち、感情や欲望のコントロールもここで行っています。まさに「脳の司令塔」といえます。


自発的に何かを計画し、実行に移し、様々な判断や決断を下しながら、新たな何かを創造していく。

そのような機会が少ない人は、この脳番地をあまり使っていない可能性があります。

決められたルーチンワークを黙々とこなしている人や指示待ち族で仕事の計画を自分で立て、自分の判断で進めることが少ない人は、要注意です。


この脳番地が衰えると、判断力が低下します。

買い物に行くと優柔不断で決めるのに時間がかかったり、2つのことが同時にこなせなかったりします。


また、集中力が衰えるので、計画を立てたり、新しいことに挑戦する意欲が減退します。

何をするにも「面倒くさい」と思いはじめたら、危険信号です。


「思考系脳番地」を鍛えるには、脳に負荷をかける方法が有効です。

たとえば、じゃんけんなどのゲームにわざと負けるようにする。

「絶対ノー残業デー」を作る。

休日の行動計画を他人に決めてもらう。

自分の好きな定番メニューを10日間やめてみる、などです。


これらの方法の共通点は、自分の従来の思考や行動に何らかの「拘束」や「枠組」を課すことで、新しい思考や行動を促すことです。


とにかく「新しい」ことに挑戦することが、「思考系脳番地」を目覚めさせます。

だから、40代の特に男性には、料理や新しい趣味にチャレンジしてほしい。

それが新しい思考回路を生み出し、「思考系脳番地」をその最も重要な仕事である、新しい意欲と創造へと向かわせます。


6番目は「感情系脳番地」です。

喜怒哀楽を担い、「思考系脳番地」と密接に関係しています。

「感情系脳番地」は歳を重ねても衰えにくいのが特徴なのですが、人と会わないでいい仕事、IT系エンジニアなど、パソコンと一日中向き合っているような仕事の人は、この脳番地が衰えている可能性が高い。


最近、ドキドキ、ワクワクすることがないな、人が話すことに共感しないな、と思ったら、要注意です。


「感情系脳番地」を鍛えたかったら、とにかく人に会うことです。

人と会って、コミュニケーションを取り、感情を共有する機会を増やしましょう。

平坦になってしまった感情に起伏を与えるのです。


しかし、逆に感情に起伏がありすぎて、感情を暴走させてしまうのも、「感情系脳番地」が衰えている証拠です。

そこで40代男性には、何か目標を設定し、それを達成できたら、自分にプレゼントをする「ご褒美(ほうび)デー」を提案します。

自分の欲求を明確にして、満たしてあげることは、感情を豊かに経験することにつながり、感情が暴走するのを防ぎます。


7番目は「伝達系脳番地」です。

誰かに何かを伝えるときにはたらく脳番地です。

当然ですが、人と喋らない人は、この脳番地を使っていません。

ですから、農業や漁業に従事していて、朝から晩まで一人で黙々と作業をやっているような人は、この脳番地が弱りやすい。


人と会話するのが面倒になり、手紙やメールを書くのが億劫になったら、危ない。

自分の気持ちをうまく表現できない、怒っていないのに、「なぜ怒ってるの?」と訊かれる人も、この脳番地が劣化している可能性があります。


「伝達系脳番地」を鍛えるいい方法は、日記を書くことです。

その際には、ちゃんとした日記を書こうと気負わないでください。

何でもいいから、その日あったことを記録するだけで十分です。


最後は「記憶系脳番地」です。

文字通り、記憶する脳番地です。

この脳番地が衰える人は、せきたてられるように仕事をして、過去を振り返って、思い出すことをしない人です。

最も典型的な職業は、週刊誌記者です。

先週何を取材して、何を書いたか思い返さないし、憶えていない。


この脳番地が衰えたときの症状は、ずばり記憶力の低下です。


では、「記憶系脳番地」を鍛えるにはどうすればいいのか。

それは日記や手帳を一週間に一度ぐらいは見直して、自分が何をやったのか思い出すことです。

要らないものを捨てる「断捨離」も有効です。

ものを見ながら、過去を思い出し、それが必要か不要か判断しなければならないからです。


最後に40代男性向けにとっておきのアドバイスを送りましょう。

それは1日10分でも1人になる時間を持つこと。

会社に着く前でも、家に帰る前でもかまいません。


40代にもなると、家に帰れば、妻と子供がいて、家事や育児をしなければならず、会社では責任ある仕事が待っています。

自分の意思とは別に環境が脳の使い方を常に決めてしまいます。

その要求に24時間応えていると、マンネリ脳、省エネ脳になっていくのは目に見えています。


まず、自由な時間を10分でもいいから作ってください。

そして、その時間を使って、自分の脳の状態をチェックし、マンネリ脳にならないためにはどうすればいいのかを考えてください。

そして、新しい脳の使い方を発見してください。

その時間を新しい脳の使い方に充てるのもいいでしょう。健闘を祈っています。


by mnnoblog | 2017-06-14 08:13 | 健康
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  (ALL ABOUT の記事より)

いつも時間に追われて、せかせかとがんばっていませんか?
睡眠時間も削って、アクティブに働くような生活を続けていると、体はどんどん“さびて”しまいます。

なぜなら、体内で発生する「活性酸素」は、活動量が増えるとともに多くなり、疲労がたまるほど、活性酸素を除去する力が低下する、と言われているからです。

人間をはじめ、地球上の多くの生物は酸素を取り入れてエネルギーを生み出しています。
しかし、酸素を利用している以上、体内で「活性酸素」という物質が約2%ほど発生します。

そして長年、この活性酸素の害にさらされていると、細胞や組織が酸化され(さび)てしまいます。
そしてこれが、病気や老化につながる要因になる、と考えられているのです。

したがって、老化の速度を遅らせ、病気を予防したり進行を食い止めるには、活性酸素を増やさないライフスタイルを心がけることが、大切だと考えられます。

活性酸素を増やす要因には、食生活の乱れやタバコや大量の飲酒、過激なスポーツ、紫外線など、さまざまな要因があります。

しかしそれだけではなく、ストレスも重要な要因のひとつです。
代表的なメカニズムには、次のようなものがあります。

1.ストレスを受けると、ストレスに対抗する「副腎皮質ホルモン」が分泌される。
 この分泌と分解の過程で、活性酸素が発生する。

2.ストレスは、「抗酸化ビタミン」ともいわれるビタミンCを大量に消費する。

3.緊張が続くと血管が収縮し、一時的に血流が阻害される。
 その後、血管が拡張したときに、血液が勢いよく流れると、大量の活性酸素が発生する。

4.ストレスがあると高血糖になりやすい。
 この状態も、活性酸素が増える一因。

忙しいときや落ち着かないときには、ついつい早食いになってしまうこともありますよね。
でも、食べ物をよくかまないと、食べ物が唾液と十分混ざり合わないまま、食道へと流れ込んでしまいます。
早食いは消化にもよくないばかりか、活性酸素が増えることにもつながるのです。

「魚のコゲを食べるとガンになる」と、耳にしたことがありませんか?
これは、魚や肉のコゲに、活性酸素を発生させる成分が含まれているためです。

しかし、よく噛むことで、コゲによる活性酸素の発生は抑えられます。
なぜなら、唾液の中には、「ペルオキシダーゼ」という酵素が含まれており、活性酸素を撃退してくれるからです。

しかし、疲れがたまっていると、この効果も激減します。
心身ともに元気でなければ、唾液の活性酸素撃退力が低下してしまうのです。

ストレスを、アルコールやタバコで解消している人は、少なくありません。
しかし、大量飲酒や喫煙も、活性酸素を増やすきっかけになります。

アルコール自体には、活性酸素を除去する力があるため、ほどほどならよいのですが、大量のお酒を飲むと脅威となります。
アルコールが肝臓で分解される過程で、活性酸素が生じるため、飲酒量が多いほど活性酸素発生量も増えてしまうからです。

また、タバコには、活性酸素そのものが含まれているため、喫煙は活性酸素を自ら取り込んでいるようなものです。
それだけでなく、有害物質が肺に沈着した後にも、大量の活性酸素が発生しますので、肺の老化を進めるもととなります。

ストレスを忘れるために、アルコールやタバコに頼っていると、いつのまにか老化や体のトラブルを招いてしまうことにもなりかねません。
心当たりのある方は、十分ご注意を!

by mnnoblog | 2017-06-08 08:48 | 健康
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(ALL ABOUTの画像と記事より)

会社の健康診断の目的は、大きく分けて2つ。
1つはそれぞれの業務内容に関連して注意すべき疾患の有無をチェックすること。
もう1つは、生活習慣病の予防を行うことです。

前者の例としては、騒音がひどい職場での聴力検診や、粉じんが舞うような職場での呼吸器系の検診などが挙げられますが、全ての職場の方がこのような検診を受けているわけではありません。

一方、後者の生活習慣病予防のための検診は、おそらくほとんどの方が受けているでしょう。

現在では主にメタボリックシンドロームの有無をチェックすることが目的。
具体的には、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症といった動脈硬化のリスクファクターが長期に渡って存在しないようにし、将来的な脳梗塞や心筋梗塞といった大変な病気の発生を抑えようというのが目的です。

つまり、会社での健康診断は一般にがんを目的としたものではないのです
よって、会社の健康診断で問題ないという結果が出ているとしても、がんの心配がないわけではありません。

中にはオプション検査として、CEAやAFPといったいわゆる「腫瘍マーカー」とよばれるがんになったときに上昇しやすい検査項目が設定されている健康診断もあります。

しかし、腫瘍マーカーは、前立腺がんに関係が深いPSAを除けば、高いからといってがんがあるとは限らず、また、低いといってがんがないとは限らない指標です。
この指標を用いてもがんの早期発見ができるとは限らないのです。

がんの有無をより確実に見るためには、子宮がん検診や乳がん検診、胃カメラや注腸造影検査など、血液検査以外に触診や細胞診、レントゲン検査といったもう少し詳しい検査を行う必要があります。
また、特定部位のがんにこだわらないスクリーニング検査にはPET検診が威力を発揮します。

ただ、健康診断でも注意すべき兆候が確認できることがあります。
その代表例が徐々に進行している貧血

貧血は、いくつかの原因で起こりうる病態ですが、胃がんや大腸がん、子宮がんなどができたときに、その部位から少しずつ出血があり、貧血になる場合があります。

通常貧血がおこると息切れやふらつきなどの自覚症状が出ますが、少しずつの出血だと体が順応してしまい、典型的な貧血症状が出ないことがあります。
これを健康診断の結果で確認することができるのです。

便やおりものの性状に注意すると共に、徐々に貧血が進行していないかどうかをチェックしていくことは重要と言えます。

いずれにしても、健康診断の結果のみならず、自覚症状等での不安があれば、お近くの医療機関を受診されることをお勧めします。

by mnnoblog | 2017-06-06 08:40 | 健康
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  (WEB GOETHE の画像と記事より)

命には限りがある。
与えられた時間には限りがある。
そのことをがん体験によって強烈に再認識した坂本龍一さんが新作を発表した。
がん体験による音楽との向き合い方の変化を今、実感している。

「20年以上カラダに気を遣ってきて、まさか自分ががんになるなんて思いもしませんでした」


坂本龍一さんの新作『async』は、一曲目の「andata」の最初の一音からピアノが情緒的に響く。
3月29日のリリース日まで、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ネット......どのメディアにも内容の情報を提供しなかった。

「このアルバムは2014年に準備は始めていたんです。ところが中咽頭(ちゅういんとう)がんで休養を余儀なくされ、制作を休止しました」

喉の腫瘍(しゅよう)は自分で見つけた。
「口を開くと見えるところに何かあるなあ、とね。ただ、それが腫瘍だとは思いませんでした。ところが異物は成長してきて。変だぞ、となった」

「検査をしたら中咽頭がんでした。油断していました。食べるものにはずっと気をつけていたし、定期的にカラダ全体の検診も受けていた。それでも、がんになるんですよ。まさか自分が、という思いがあったから、半年も手を施さずにいました。健康を過信していたんでしょうね」


坂本さんがカラダに気を遣うようになったのは、中高年といわれる40歳くらいから。


「もう25 年くらい、食事はずっとオーガニック中心です。整体や気功を組み合わせた、自分流のヨガも日課にしてきました。1セット1時間弱のゆっくりした動きですけれど、カラダを動かすと明らかに呼吸が深くなり、カラダも伸びます。50歳の時に煙草もやめました」


がんになった後は、さらに食事に気を遣っている。


起床は7時。就寝は23時。

午前はカラダのケアに使い、音楽制作は午後から行っている。

仕事にも、休息にも、アロマオイルも活用している。


このような生活で徐々に体調は改善し、音楽に対しても前向きな気持ちを取り戻していった。


「自分のアルバムの前に、映画音楽をやりました。まず、病気になる前に依頼されていた山田洋次監督の『母と暮せば』と李相日(リサンイル)監督の『怒り』です。そこからなだらかな傾斜で仕事を再開していけばいいかな、と。そうしたら、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』の仕事も入ってきて、思いのほか忙しくなっちゃった。どれもいい手応えでした。それで自信を得て、2016年は自分の作品に集中することにしました」


新作は、ゼロからスタートすることに──。


「誰の真似もしないことはもちろん、自分の真似もしない。つまり、経験というか、これまで学習して得たことにも頼らずに音楽をつくりたかった。病気前のアイデアも音のスケッチも一度全部捨てて、真っ白いキャンバスに画を描くつもりで音を紡(つむ)いでいきました」


「試行錯誤の日々です。できるかできないか、誰にもわからない。でも、そんな作業がとても楽しくてね。贅沢な時間でした。やがて、5カ月目に入ったころこの方向でやろうと決めました」


病気前と病後、音楽との向き合い方に変化はあったのか──。


「病気で僕の音楽そのものが変わったかどうかはわかりません。ただ、間違いなく自分に対して厳しくなりました。一音一音への思いが強まり、音にOKを出すハードルは高くなった。年齢を重ねるにしたがい、人は時間の大切さが身に沁みますよね。その思いがより強くなった。与えられた限りある時間でつくる作品は、自分にできる最高のものにしたいじゃないですか」


アルバム『async』の音には、その思いが反映されている。


「これからは、やりたい仕事、やるべき仕事をさらに厳しく選ぶと思います。そして、限られた時間とエネルギーを注いでいく。一方、やりたくないことに時間は使わないようにしたい。無駄だと感じる仕事はストレスがかかるでしょ。それはカラダによくないのでね」


病気を経て、聴く音楽にも変化が表れたそうだ。


  • 養生訓
    1 自分流の健康法を見つける。
    2 診断の結果を信用しすぎない。
    3 今ある健康を過信しない。
    4 質のいい音楽を聴く。
    5 嫌な仕事は金輪際やらない。

    • Ryuichi Sakamoto
      1952年東京都生まれ。78年ソロデビュー、YMO結成。『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞、『ラストエンペラー』でアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞受賞。現在は、森林保全活動「move trees」、脱原発啓蒙イベント「NO NUKES」、そして、「東北ユースオーケストラ」音楽監督での被災地復興活動など、社会的な問題にも携わる。


by mnnoblog | 2017-05-29 08:30 | 健康
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  (Business Journal の画像と記事より)

オリーブオイルはヘルシーでおしゃれな油として人気があります。
地中海地方の人々に心臓病が少ないのは大量に消費するオリーブオイルの効果だとする説が広まり、オリーブオイルが大ブームとなって世界中で品薄状態だそうです。

しかし、この人気のオリーブオイルにも、様々な問題があります。

オリーブオイルの主成分はオレイン酸(オメガ9脂肪酸)で、50~80%の高率で含まれています。
このオレイン酸は、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らし、脂質異常症や動脈硬化を防ぐ効果があるといわれています。
これが心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの心血管疾患の予防に役立つといわれる根拠となっています。

しかし詳しく分析した結果、魚介類を中心に野菜やナッツ類、フルーツをたっぷりと摂る伝統的な地中海食が良いのであって、オリーブオイルだけに健康効果があるわけではないとわかってきました。

魚介類を多く食べる人には、心臓病や脳卒中などの心血管疾患障害が少ないことが複数の調査から定説となっていますので、地中海食もオリーブオイルだけではなく、むしろ魚介類に含まれるDHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸の効果だととらえるほうが理にかなっています。

そもそも、オレイン酸は肉などの飽和脂肪酸から体内で合成されるので、必須脂肪酸ではありません。
栄養バランスの取れた食事をしていれば、わざわざオリーブオイルから摂る必要はないのです。

次に問題なのは品質偽装です。
エクストラヴァージンオリーブオイル(EXVオリーブオイル)は、オリーブの実を絞った汁から不純物を取り除いた、いわばオリーブ100%ジュースで、オレイン酸のほかビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化物質を含んでいます。

ところが、世界中でEXVオリーブオイルの偽物が蔓延しています。

化学的に精製されたオリーブオイルをブレンドしたものはまだ良いほうで、なかには大豆油や菜種油、ひまわり油にEXVオリーブオイルを少しだけ混ぜて、クロロフィル(葉緑素)で着色しただけの粗悪品もEXVオリーブオイルとして流通し、イタリアンマフィアの資金源になるなど問題となっています。

2015年11月10日にも、イタリア国内の食品メーカーが、普通のオリーブオイルをEXVオリーブオイルと偽って販売した疑いがあるとして、イタリアの捜査当局が約10社を捜査していると報じられました。

オリーブオイルの品質に関する法的規制がないため、スーパーマーケットなどで売られるEXVオリーブオイルの8~9割は化学処理された安いオイルをブレンドした偽物といわれています。

日本で偽物が横行するのは、法的規制がないことだけが理由ではありません。
それは、日本人の舌では本物のEXVオリーブオイルをおいしいと感じないからです。

14年1月に放送された生活情報番組『所さんの目がテン!』(日本テレビ系)でおもしろい実験が行われました。
日本人とイタリア人各10人に、次の3種のオリーブオイルを名前を伏せて試食させ、一番おいしいと思うものを選ばせたのです。

A:普及品エクストラヴァージン(約700円)
B:ピュアオリーブオイル(約450円)
C:高級品エクストラヴァージン(約4400円)

その結果、10人の日本人のうち、Aを選んだのが6人、Bが4人でした。
一方、イタリア人は全員がCを選びました。
日本人はひとりもCの最高級EXVオリーブオイルを選ばなかったのです。

本物のEXVオリーブオイルには抗酸化物質のポリフェノールなどが含まれており、これが苦味や辛味といった本物独特の味と風味を醸し出します。
この有効成分の味のクセが日本人には合わなかったのです。
日本人にとっておいしいオリーブオイルとは、化学処理して有効成分がないもので、“食べてはいけない偽物”だったのです。

そもそも、EXVオリーブオイルに「普及品」「ピュア」などと冠がつくのもおかしな話ですが、日本人の好きな偽物は、品質の違いだけでなく値段も格安です。

実験に使われたオイルの価格差でもわかる通り、本物はとても高価で気軽に買えるものではありません。
街のイタリアンやスパニッシュの店でふんだんに使われているEXVオリーブオイルも、ほとんどが偽物です。
高価な本物を使っていたら店は潰れてしまいます。

オリーブオイルに関する結論としては、以下の通りです。

・EXVオリーブオイルには、一般にいわれているほどの健康効果はない
・日本人がおいしいと思うのは偽物EXVオリーブオイルで、食べてはいけない
・本物のEXVオリーブオイルを楽しむには、本物と偽物を見分ける知識と味覚を持ち、かつ高価な味を楽しめる経済的な余裕が必要になります。

健康に良いと思いながら使っているオリーブオイルは、かえって体に害をもたらす可能性すらあるのです。


by mnnoblog | 2017-05-28 08:12 | 健康

のほほんと---


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