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世界最古の企業は大阪の「金剛組」

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大阪に四天王寺というお寺がある。
このお寺は聖徳太子が建立したとされており、593年から建立され始めたと「日本書紀」には伝えられている。

四天王寺を建立するために、百済から工匠が招かれ、そのうちの一人が金剛組初代の金剛重光と言われ、金剛組の創業は578年とされています。

その後、金剛組は江戸時代に至るまで四天王寺専属の宮大工として存続してきましたが、明治に入って神仏分離令により、金剛組は四天王寺だけでは禄を得る事ができず、他の寺社にも手を広げて行くます。

しかし、良いものを作らんがため価格を度外視して仕事に没頭してしまう職人気質が仇となり、金剛組の経営は極度に困窮する事となる。

昭和に入って全国の社寺は戦争による火災や台風被害に合ったため防火・防災に対応できる建築が望まれ、戦後の復興に当たり鉄筋コンクリート工法が脚光を浴びるようになる。

金剛組も時代の要請にこたえようと、鉄筋コンクリート工法でも日本建築本来の優美さや、木の温かみを損なわない工法を開発して行きますが、バブル期にマンションなどの一般建築に手を広げたことが致命傷となり負債が増大してしまいます。

「金剛組を潰すな」と大阪の高松建設が再建に乗り出し、同社の子会社として新生金剛組がスタートし現在に至っています。

創業1400年余りも長く続いた企業は世界にもなく、金剛組は世界最古の企業と言われています。

新生金剛組のホームページには、”1400年余りの長い歴史の中で常に心に刻んできたのは、先駆者の自覚に基づいた伝統の技を後世に伝える使命感です”とあります。

この理念さえあれば、金剛組はさらなる長きに渡り存続してゆく事でしょう。

大阪商人の言葉にある「儲かりまっか?」、「ボチボチでんな!」と大儲けせずとも確実に一歩ずつ時代の変化に合わせ経営を進めていくのが長続きの秘訣に思えます。

by mnnoblog | 2018-07-29 08:27 | 独り言