2018年 10月 02日
”口火を切る”勇気
”口火を切る”ということは、会議の席で最初に意見を言うことである。
他の人より先駆けて意見を言うと、それをきっかけに会議の流れが変わってしまうことがある。
言ったことが皆を納得させる内容であれば問題ないが、納得させられない内容であれば、会議を混乱させてしまう。
また、言った事に反対されても、その反対意見を言い返せる内容を持って説得できなければ、皆からひんしゅくを買ってしまう。
”口火を切る”には勇気がいる。
言った事に責任が付いてしまう。
私は”口火を切る”勇気がなかった。
会議が終わり、あの時”口火を切る”勇気があれば、と思ったことが何度かあった。
要するに、考える力を持っていなかったのだ。
若い頃から考える力を鍛えてこなかった。
考える力のベースとなるものは何だろうか?
いろいろな分野での確かな教養知識を持つことではないだろうか。
そして考えるのである。
何故を繰り返して考え、それを整理して、本質を見抜く力を養っていくことだと思う。
文部科学省は今年の3月、新しい学習指導要領を告示した。
小学校は2020年から、中学校は2021年から、高校は2022年から実施していく。
今後の教育では、知識・技能を持つだけでなく、それを自在に、自分らしく使いこなせるようにしていくということのようだ。
「何を知っているか」ではなく、その知識を持って「何ができるか」「どのように問題を解決して行けるか」という事を学力とするとのことである。
このような教育を受けた若者は「口火を切る」勇気が自然と養われることだろう。
本質を見抜く力を持った未来の若者に期待すること大である。
by mnnoblog
| 2018-10-02 08:20
| 独り言